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DSM、2014年本決算を発表

JP, 11 3 2015 03:00 CET

不利な為替や市況の中、総売上を伸ばして堅調なEBITDAを計上

  • 2014年の売上は91億8100万ユーロ
  • 既存事業売上高の成長率は、2014年第4四半期で5%、通年では3%
  • 2014年第4四半期の継続事業の金利・税金・償却前利益(EBITDA)は2億8800万ユーロ、通年では11億6800万ユーロを計上
  • 営業活動によるキャッシュフローは堅調で、2014年第4四半期は4億1800万ユーロ、通年では8億800万ユーロを計上
  • 特別損益項目に含まれているカプロラクタム事業による1億8600万ユーロの減損損失(税引き後、少数株主持分)により、2014年第4四半期における純損失となった
  • 普通株で1.65ユーロの配当を提示
  • 効率性の向上と、コストダウンに向けた取り組みを更に推進していく予定
  • 2015年は、2014年のEBITDAをやや上回ることを目標に掲げる

ライフサイエンスとマテリアルサイエンスのグローバル企業であるDSM社は、未監査の2014年本決算を発表しました。市場予測通り、通年のEBITDAは11億6800万ユーロ(前年12億6100万ユーロ)、第4四半期では2億8800万ユーロ(前年同期:2億9700万ユーロ)と僅かに減少していますが、総売上は91億8100万ユーロと前年を4%上回っています。

DSM社CEO兼取締役会長Feike Sijbesma(フェイケ・シーベスマ)のコメント;

DSMは、既存事業で3%の成長を達成しました。そして、運転資本マネージメントのオペレーションが改善されたことにより、営業活動によるキャッシュフローは好調で、比較的堅調なEBITDAを計上しました。2014年は、為替変動や、ニュートリション市場やカプロラクタム市場の市況が思わしくないなどDSMにとって不利な状況だったにもかかわらず、このような堅調な業績を達成できました。DSMでは既に、厳しい外部環境への対策を取り始めています。全ての部門、特にニュートリション部門において作業効率の改善やコストダウンを推進することで、営業成績へのフォーカスを強化していきます。それにより、2015年は、2014年のEBITDAを上回ることを目標に掲げています。

確かな成長へ。躍進し続けるDSM

DSMは、事業戦略“DSM in motion: driving focused growth”(確かな成長へ。躍進し続けるDSM)に沿ってビジネスを展開し、持続可能な価値を創出しています。この事業戦略は、2010年9月に掲げられたもので、2013年9月にアップデートされています。なお、次回は2015年の第4四半期にアップデートする予定です。

ポリマー中間体(カプロラクタム、アクリロニトリム)および複合レジンの分野でもこの戦略に沿って事業を推進しており、その結果として、2015年1月1日より別の事業部門へと移管しました。なお、組織改編を遡及適用した業績は2015年3月に発表する予定です。

2014年業績ハイライト

高度経済成長市場 : “手を差し伸べる”から“真のグローバル”へ

高度経済成長市場での売上高は、全世界での総売上の43%にまで達しました。事業戦略“DSM in motion: driving focused growth”を開始した2010年は32%、2013年は41%で、順調に伸びています。特に、中国とインドにおいては二桁成長を達成しており、中国での売り上げは、2013年170万USドルに対し、今期は20億USドルにまで達しました。また、ラテンアメリカおよび東ヨーロッパでも一桁台中半の成長率を示しています。従業員数においても、全体の約35%が高度経済成長市場の従業員です。

イノベーション : “機器をつくる”から“イノベーションアウトプットの倍増”へ

2014年におけるイノベーション部門の売上高は、総売上の18%に達しました。DSMでは、イノベーションを軸とした製品やソリューションの売上を2015年までに総売上の20%に引き上げる目標を掲げており、この目標に向けて2013年の17%から順調に増加しています。イノベーション部門は他の継続事業よりも利益率が高く、通年で特にイノベーションによる新たな事業開拓で順調な進捗となり、DSMの発展を支えています。

サステナビリティ : “責任”から“ビジネスドライバー”へ

2014年は、サステナビリティを更に向上させる取り組みが大きく前進した年です。DSMでは、サステナビリティに貢献する製品をECO+製品として2015年までにその割合を高めるという目標を掲げており、2014年におけるイノベーション部門のパイプラインでは95%に達しています。また、継続事業でのECO+製品の売上も、2013年の45%から、49%へと伸びを見せ、2015年までに継続事業のポートフォリオの50%をECO+製品にするという目標に向けて順調に進んでいます。全体のなかでも、ECO+製品は、利益率が高く、イノベーション同様、DSMの発展を支えています。

提携・買収 : “ポートフォリオ転換”から”集中的発展の原動力”へ

2014年3月に、DSM Pharmaceutical ProductsとPatheon 社の合併により誕生したDPx Holdingsは、受託製造における有数な医薬品サービス会社です。DSMはこのDPx社の株式の49%を所有しています。また、DSMは香港を拠点に中国でビタミンCを生産するAland社の買収の意向を発表しており、2015年前半に成立する予定です。

2015年の展望

マクロ経済の不確実性と消費者意欲低迷による市場への影響が続いています。DSMでは、ヨーロッパは引き続き低成長で、アメリカでは経済の回復と成長が続き、高度経済成長国では成長が減速すると想定しています。また、対USドル相場のユーロ安、そして、対ユーロ相場でのスイスフラン高など、通貨の不安定さが2015年の決算に影響すると考えています。さらに、ビタミンEのスポット価格は2014年後半から著しく下落しており、2015年1月まで続くと仮定すると、DSMの2015年のEBITDAへのマイナス要因が約8000万ユーロに昇ると予想しています

DSMは、このような厳しい外部環境への対策として、営業成績へのフォーカスを強化し、収益力を高める取り組みを行っています。全ての部門、特にニュートリション部門において作業効率の改善やコストダウンを推進し、また、運用資金マネージメントを改善することで、2014年をやや上回るEBITDAを2015年に計上することを目指します。

* 本リリースは2015年2月11日にDSM社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。

将来予測に基づく記述

本プレスリリースには、将来予測に基づく記述が含まれています。これらの記述はDSM経営陣による現時点での期待、推定、予測、 および現時点で当社が入手可能な情報に基づいています。これらの記述には、予測が困難な特定のリスクと不確実性が含まれること から、DSMはその予測の実現については保証しません。また、DSMは本プレスリリースに含まれる記述を更新する義務を負いません。

 

DSM – Bright Science. Brighter Living.

DSM社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスとマテリアルサイエンスにおける独自の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造 します。また、DSMは食品や栄養補助食品、パーソナルケア、飼料、ファーマシューティカルズ、医療機器、自動車、塗料、電気・電子機器、ライフプロテクション、代替エネルギー、バイオ素材などのグローバル市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる革新的なソリューションを提供します。年間の純売上高はおよそ90億ユーロで、Euronext Amsterdamに上場しており、社員数は21,000名です。

詳細については www.dsm.com をご覧ください。

プレスリリース