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Vulcan Cranes、ダイニーマ® DM20ファイバーを使用した合成巻上げロープを導入

クリーンルームの生産性改善と汚染による損失のさらなる削減

栄養、健康、持続可能な暮らしの分野のサイエンスベースのグローバル企業、Royal DSMは先頃、同社の顧客であるVulcan Craneにダイニーマ® DM20ファイバーを納入し、目に見える業績および業務効率の改善に貢献することになりました。

スチール製チェーンやスチール製ワイヤーを使用した従来の屋内巻上げ機では、スチール粒子やオイルによる汚染があります。これに対しダイニーマ® DM20ファイバーを使用した巻上げロープは、手触りがソフトで柔軟性があり、軽量なため取り扱いが容易で安全であり、生産性および荷役性の改善が見込めます。

2016年、DSMプロテクティブマテリアルズは中国・無錫市のVulcan Cranes(www.vulcancranes.com)と協力して、クリーン産業向けの次世代の天井走行型クレーンの開発に着手しました。「数年の調査を経て初めて分かったことは、合成ファイバーのロープはこれまでで最もクリーンな巻上げラインだということです。」と語るのは、DSMのアジア太平洋地域担当のビジネスマネージャー、Li Dasong。

スチール製チェーンやスチール製ワイヤーを使用した従来の屋内巻上げロープでは、スチール粒子やオイルによる汚染があるため、クリーンルームでそのまま使用することはできません。クリーンな環境で使用するには、巻上げ機の周囲や下に保護カバーを付ける必要があります。しかし、巻上げ機自体の点検に支障をきたすため、カバーを付けると安全面のリスクになるのです。

Yong-Le Liu(DSMの地域担当テクニカルマネージャー)は説明を続けます。「ダイニーマ® DM20ファイバーを使用したロープは、錆びることがありません。  スチールの摩擦係数(CoF)が0.74、油で潤滑して0.16であるのに対し、このファイバーのCoFは0.05~0.07と低く、自己潤滑性があります。合成巻上げラインなら、スチール粒子やオイルによる汚染から生じる損害費用や生産損失を回避することができます。」と述べています。

合成巻上げロープを使用した天井走行型クレーンは、安全性も優れています。  ダイニーマ® DM20ファイバーを使用した巻上げロープは、手触りがソフトで柔軟性があり、軽量なため取り扱いが容易で安全であり、その重量は同じ強度でスチール製チェーンのわずか8分の1です。延性、柔軟性および滑らかな表面の湿潤振動は、チェーン式巻上げ機によくある特徴です。ダイニーマ®を使用したロープなら、点検コストが抑制され、作業の継続的に安全な確保できます。

ダイニーマ® DM20でできた巻上げロープの低振動性と柔軟性、低延伸が組み合わさることで新しいクレーンで生産性と荷役性が向上しています。  このロープの、通常の破断時延伸率はわずか3%です。  荷重安全係数が10のときの荷重時延伸率はわずか0.3%です。他のUHMWPEファイバー等級と異なり、ダイニーマ® DM20のクリープ抵抗性は極めて大きく、設計作業条件では延伸はずっとゼロです。合成巻上げラインを使用した天井走行型クレーンでは、設計寿命全体にわたって正確な作業が維持され、所有コストは最も低く抑えられます。

Huang Weiwei(Vulcan CranesのCEO)は「ダイニーマ® DM20ファイバーは最も安全で、粒子やオイルによる汚染がなく、荷役作業も正確に進められます。この合成ファイバーからあらゆる恩恵を得ています。半導体や製薬、化学、航空宇宙産業に、合成巻上げロープを使用したクリーンルームの天井走行型クレーンが導入されています。これは世界最強のファイバーであるダイニーマ®ファイバーとの、本当に素晴らしいコラボレーションです。」と述べています。