ダイニーマ®を使用した軽量スリング、重量物のリフト作業の時間とコストを節約

巨大なガントリークレーンから最大限の効率を引き出す

オーデンセ市のリンド港(LINDØ port of ODENSE、LPO)は、洋上アや重工業向けの大型部品や機器の取扱いと積み込みで業界をリードしています。鍵となる資産は、北欧最大級の巨大なガントリークレーンですが、しかし利点はそれだけではありません。リフティング完了までの時間も45分短縮しており、これは、ダイニーマ®SK78を使用した軽量のダイナミカ・セーフリフト(Dynamica SafeLift)スリングに変更しただけで実現されました。

サイズと効率を重視したアップグレード

中でもデンマークのオーデンセ市にほど近いリンドは、ブラット・インダストリーズ(Bladt Industries)社の製造拠点であり、ジャケットという洋上風力タービンに使用される基礎部分の格納場所でもあります。さらに、風力発電への関心の高まりや、北海の石油・ガスプラットフォームの稼動停止や廃止に伴い、港湾管理者はリンドの施設に対する需要が今後も増加すると予想しています。

目標は、より広いスペースを確保するだけでなく、時間とコスト効率の飛躍的な向上を達成し、リンドに拠点を置く企業に大きな競争力をもたらすことです。

「ジャケットを移動する場合、軽量化により、各リフティング作業にかかる時間を少なくとも45分短縮することができます。」

LPO リフト&トランスポートエンジニアリング マネージャー、ピーター・ブラゼイェヴィッチ(Peter Blazejewicz)氏

作業のスピードはリフティング用スリングに左右される

このように競争力を高めている一環が、北欧で最大かつ最強のガントリークレーンを使用したリギングのアップグレードです。リンドのガントリー(門型クレーン)は、それぞれ最大1,000トンまでのコンポーネント、機器、船舶を吊り上げることができます。これは、63mの風力タービンのジャケット基礎を移動させる際に必要なリフティング用ギアで、それぞれの重量は最大665トンです。

しかし、効率性を考えれば、サイズはその一部を物語っているに過ぎません。2016年まで、LPO運輸事業部では重量物のリフティングギアにポリエステル製のスリングを使用していました。しかし、最大効率を目指す場合、ポリエステル製スリングにはいくつかの欠点があります。例えば、リンドのガントリークレーンに使用されたポリエステル製スリングは直径101mmで、186kgでした。最新の代替品は、数分の一の直径と重量で同じことができ、リギング時間に多大なメリットがあります。

ポリエステルで186kgの重量を持つ同性能のリフティングスリングは、ダイニーマ®を使用するとわずか45kgになります。

ダイニーマ® SK78を使用したリフティングスリング:75%軽く、格段に細く

このことを知り、LPO運輸事業部ではダイナミカ・セーフリフト・スリングについて検討することにしました。このスリングは、ダイナミカ・ロープ(Dynamica Ropes)社が世界最強の繊維(the world's strongest fiber™)であるダイニーマ®を使用して製造しています。ダイニーマ® SK78を使用したスリングは、同じ重量でもスチールの最大7倍の強度があります。4,500トンを超える最高の吊り上げ能力がありますが、他のスリングと比較して大幅に軽量化されているため、より迅速な作業が可能になります。ポリエステル製の同等の強度を持つ2本のリフティング・スリングは重量が186㎏ですが、ダイニーマ®SK78を使用した場合はわずか45㎏で、140㎏、つまり75%以上軽くなっています。

LPOにとって、ダイナミカ・セーフリフト・スリングに切り替えることで得られる潜在的な利点は目を見張るものがありました。「通常、使用する前に新しいリフティングギアの理論的特性と実際の物理的状態の両方を調べるのですが、ダイナミカ・ロープ社のリフティングスリングが提供する特性には非常に感銘を受けました」と、LPOのリフト&トランスポートエンジニアリング マネージャーのトランスポートエンジニアリング マネージャー、ピーター・ブラゼイェヴィッチ氏は述べ、「素晴らしい決断をしたことが分かりました。」と付け加えています。

同氏はその素晴らしさについて、「多数のジャケットを移動した特殊なケースでは、軽量化のおかげで各リフティング作業が少なくとも45分は短縮できました。これらのリフト作業にはそれぞれ1000トンのガントリークレーン、103mのリフト、5人から7人の乗員が関わっていたので、コストの節約はかなりのものでした。」と語っています。

「リフティング用スリングの取扱いには2人必要です...(中略)...加えて、スリングのおかげでトラックを移動させることなく、一度で4つのリフティングポイントすべてに到達することができました。」

ダイナミカ社 テクニカル・コンサルタント、エネス・ハジエフェンディッチ(Enes Hadziefendic)氏

リガーにとってより優しい、ダイニーマ®を使用したリフティング

LPOは、ダイニーマ®SK78を使用したダイナミカ・セーフリフト・スリングに切り替えたことで、そこで働くリガーにより良いコンディションが得られるというもう一つの利点に気づきました。「ポリエステル製のスリングを使用したリギングは、リガーにとって物理的に厳しいものでした。セーフリフト・スリングに切り替えたことで、この作業が容易になりました。」とブラゼイェヴィッチ氏は述べています。

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