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高温に耐え得るプラスチック

高温に耐え得るプラスチック

15 November 2018

Krijn Dijkstra(クライン・ダイクストラ)

アドバンスト・エンジニアリング・ディレクター

より高温を生み出すアプリケーションを求める業界のトレンドにより、プラスチックは電気に係る安全性を改善し、さらに軽量かつ低燃費な自動車の開発において基礎的な役割を担っています。これらのプラスチックはどうやって、機械的性能はそのまま維持しつつ、高温での挑戦的なアプリケーションを可能にするのでしょうか?

DSMではこの課題に、根本的な問題を究明するところから取り組んでいます。ヒート・エージングのパフォーマンスに関しては、当社の素材研究者は酸化の化学メカニズムを研究してきました。制御された燃焼過程の研究によって、酸化を遅らせる方法がわかりました。

限られた効果しか発揮できないアプローチもいくつかあります。安定化は、酸化過程で生成される基と、反応するコンポーネントを含むことにより、連鎖反応が起こらないようにすることに重きを置いています。このアプローチは連続使用温度を10〜20°Cしか上げないので、ボンネット内の用途としては今日の需要レベルには達していません。

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消化活動に学び、熱、燃料、もしくは酸素を取り除くことを試みています。熱を取り除くには、熱源から部品を離すか、熱の防御壁を追加するなど、設計を変えることでしか実現できません。そこで、他のソリューションを見つけ出すために、どのようにして酸素を取り除くかというオプションを検討しました。

一見、酸素を取り除くというのは不可能に思えるかもしれませんが、それこそが私たちの研究心に火をつけました。コアを酸化から守る、薄く安定したフィルムによって、防錆(別の制御された燃焼過程による)ステンレスで経路を作ったのです。私たちのDiabloテクノロジーは、外層が酸化すると、酸素バリアー層を形成して内核が酸化から守られるよう設計されています。このアプローチによって、私たちは素材が使用できる温度の最高限度を劇的に改良し、競合製品を凌駕する高性能を実現しました。

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著者について

Krijn Dijkstra(クライン・ダイクストラ)

アドバンスト・エンジニアリング・ディレクター

Krijn Dijkstra(クライン・ダイクストラ)は機械工学修士とナイロンとゴムの混合における変形と割れについての化学工学博士を修了しています。DSMのリサーチや技術における様々な業務を経て、プロダクト・マネジメント、さらにグローバル・マーケティング・マネジメントに従事。主として自動車分野におけるポリアミドと熱可塑性エラストマーの活用について経験を積んできました。現在はDSMエンジニアリングマテリアルズのアドバンスト・エンジニアリング・ディレクターを務めています

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