電気絶縁アプリケーションは、最も厳しい温度と条件に長期間耐えられる素材から作られなければなりません。Stanylポリアミド46は、ICEおよび電気自動車など電気部品を生成するコイルやエンドラミネートの絶縁に使われる実績ある素材です。
エンド・ラミネートは、鋼鉄製ローター部品からの銅製ワイヤー巻を分離する絶縁体として、要求水準の高い電気自動車モーターにおいて、主要な役割を果たします。
ラミネートは、厳しいオーバーロードや、250°C以上に温度が上昇するモーターブロックを含め、最も過酷な条件に耐える必要があります。ラミネートの不具合は、恒久的なモーターの故障につながるおそれがあります。
Stanylポリアミド46 。HDT290°Cおよび高い結晶性を持ち、高いワイヤピーク温度に耐え、極端な温度でも絶縁特性を維持し、この課題をクリアできる唯一の熱可塑性プラスチック。
さらにStanylは、比類のない優れた機械特性、延性、フローを提供します。0.4mmの薄さの壁は、一般的な高速組み立て加工に必要とされる強度を維持しながら、より成形が簡単です。PPSおよびPPAなど素材は、脆弱な損傷やクラッキングになりやすく、高いリジェクト率につながります。
次世代素材は、コイルのパフォーマンスに大きな差を生み出すことができます。
Stanylなどのポリアミド46グレードは、PPSとPPAに比べて素晴らしいコイル絶縁とオーバーモールド、さらにより良好なフローと加工処理を提供します。さらに、薄い壁厚のより良好なコイルを構築し、従って誘導損失が低く、巻き数をより増やせる可能性があります。これによってコイル長または特定のトルクについて選択の自由が広がり、低い最高電圧と高い公称電圧また良好な効率が得られます。