建築

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より優れた建築物を - 橋からブロックまで

DSMは、下水管や橋から、建物の落書き防止、ドアフレーム、工業用昇降機などといったものすべてに使われる高性能の複合素材、コーティング樹脂、プラスチック、繊維を製造しています。また、カーペットをリサイクルし、原材料に戻す方法も生み出しました。そして、その原材料もまた、DSMが製造しているものです。

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建築の市場は、私たち人類が直面しているのと同じジレンマをかかえています。天然資源を利用して人工の建造物を作り出す際、多くの資源が必要だということです。 

唯一の解決策は、性能に優れ、見た目も良い、持続可能な代替素材を使用することですが、DSMはまさにそれを実行しています。

 

一般的な建築

フロアコーティングでは、NeoCryl®(ネオクリル)のようなDSMの樹脂は、従来の木、コンクリート、PVCのいずれと比べても長持ちし、溶剤の含量を抑えることができます。

コンクリート床に関して、UVolve®(ユーボルブ)インスタントフロアコーティングは、紫外線硬化性技術を用いることで、耐久性、装飾性、持続可能性、そして何といっても次の作業にすばやく取りかかれるという長所を持っています。

従来のコーティング剤の多くは乾燥させるのに長い時間がかかり、強烈な臭いがありましたが、UVolve®はそのどちらの問題も克服しています。

建造物で一般的に使用するフラットウッドパネル用には、NeoCryl®アクリル樹脂が、スピード、コスト、簡便性の面で非常に有利です。今では、溶剤を必要とするタイプの樹脂は、ほとんどがこのコーティング剤に切り替えられています。 

実際、大工仕事や造作工事のほとんどの領域で染料、塗料、ニスとして樹脂を供給しており、保護目的、装飾目的いずれにも役立っています。

荷揚げ機

超高強力ポリエチレン繊維であるダイニーマ®が登場するまで、荷揚げ機のための繊維で十分な強度を持つのは、スチールのみでした。ダイニーマ®はスチールより15倍も強力である一方で、重量ははるかに軽量です。ダイニーマ®の登場により建設現場での効率性が飛躍的に向上しました。 

ダイニーマ®製のプーリーおよびベルトは、作業員が作業する上で健康的かつ非常に安全です。例えば、スチールワイヤーは鋭く、非常に重いため、建築現場で操作をする作業員の腰痛の原因となっています。

手元から足元まで

防護用品の話題を続けましょう。ダイニーマ®は、着用者を保護する一方で快適性も兼ね備えた、新世代の防護グローブの主要な素材として使われています。

 

一方、1年間で米国だけでも20億kgもの廃棄カーペットが埋め立て処理されています。弊社はカプロラクタム(カーペットの主要原材料)をリサイクルし、原材料の状態に戻すというプロセスを開発しました。これは、世界第1位のカプロラクタム製造企業として得た、多くの専門知識によるものです。