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Stanyl®の30年の歴史:世界で最も成功を収めた高耐熱ポリアミド

2019年 6月 6日
  • Ralph Ramaekers(ラルフ・ラメーカーズ)Stanyl担当ビジネス・ディレクター

Stanyl®(PA46)は過去30年間にわたり、業界で誰もが知る存在となっています。そのユニークな特性は、高温のオイルを使用する料理器具や、苛酷な条件の自動車用途など、幅広い用途において顧客にメリットをもたらしています。Stanyl®は今年、発売30周年を迎えます。

歴史

1930年代、ナイロンの発明で知られるアメリカの有名な化学者Wallace Carothersが、PA46の最初のコンセプトを築きました。けれどもこの開発はお蔵入りとなり、40年以上も経ってから、オランダのトゥウェンテ大学でオランダ人科学者R.J. Gaymansがこの新たなナイロンを見つけ出しました。その研究結果は、ナイロン46の調製と特性についてのJournal of Polymer Scienceに論文発表されました。

1980年代に、DSMはトゥウェンテ大学と提携し、ナイロン46の工業化生産プロセスの第一人者となりました。オランダのへレーンにパイロットプラントが建設され、1989年、最初のStanyl®が自動車顧客向けに出荷されました。

スタート時から成功を収める

Stanyl®の成功により、新しい材料、高耐熱ポリアミドへの扉が開かれました。
DSMは長年にわたって、特にエレクトロニクスのコネクター市場や数多くの自動車用途分野向けに、Stanyl®のブランド名で広範な製品ポートフォリオを展開しています。この製品群は、グラスファイバー/カーボンファイバー/アラミド繊維による強化製品や、潤滑グレード、難燃性グレードまで幅広く、射出成形、ブロー成形、押出成形、紡糸などの数多くのプロセスに対応しています。

Diabloテクノロジーの発明により、Stanyl®製の部品は、かなりの長時間(最長で数千時間)にわたって最大230°Cもの高温に耐えられるようになりました。このイノベーションが突破口となり、自動車メーカーはエンジンのさらなる小型化とより高い給気圧を実現できるようになりました。

Stanyl®が群を抜いた存在である理由

Stanyl®が30年間にわたって群を抜いた存在となっているのには、Stanyl®ならではの2つの理由があります。第一に、Stanyl®は合成ポリマーであるため、アミド基の間の距離は常に一定です。このためすべての方向で容易に結晶を形成させることができます。 


いわば、両開きのジッパーのように、分子の向きを問わずに利用できるのです。第二に、アミド密度はすべてのポリアミドの中で最高であり、体積当たり数多くの水素結合が存在します。これらの2つの特性により、迅速かつ高い結晶化レベル(最大70%)がもたらされます。

高い結晶化率と、高い水素結合密度とを併せ持つことによって、Stanyl®には3つのユニークなメリットがあります:

1. ガラス転移温度を超える温度での優れた機械的特性
2. 優れた耐磨耗性と耐摩擦性
3. 非常に良好な流動性と機械的特性の組み合わせ

これらの3つのユニークなメリットのうち2つが求められる用途では、Stanyl®はしばしば、敵なしの存在となります。

当社では、お客様の将来のニーズにお応えするため、技術革新を続け、Stanyl®ポートフォリオに日々新たな独自の材料を追加しています。このポートフォリオは熱と摩擦と荷重を管理する画期的な材料を提供し、自動車をよりクリーンかつ安全に、家庭用品をより丈夫に、エレクトロニクス製品をより薄く安全なものにするのに貢献しています。

詳しくはビデオをご覧ください。また関連製品や用途データシートについてはwww.stanyl.comまたはplasticsfinder.comをご覧ください。製品へのお問い合わせ、またはサンプル請求は、dsm.com/contactdepをご覧ください。

Stanyl:30年以上にわたって世界最強の高耐熱ポリアミドの座に

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