DSMエンジニアリングプラスチックス

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5つのポイント:E&Eコネクター用の正しいエンジニアリング・プラスチックを選ぶ

2019年 5月 15日
  • Trevor Spence アプリケーション開発シニアエンジニア

OEM各社は、より高い機能性、より薄型の設計、より高速なデータ通信能力を追求し、かつ環境と電気電子機器廃棄物(E-waste)削減にフォーカスした、スマートなモバイル機器を続々と世に送り出しています。 


このため、電子コネクターにはますます高い性能が要求されるようになり、正しい材料を見つけ出す作業はいっそう複雑になっています。

DSMは数十年にわたり、電気・エレクトロニクス(E&E)分野で世界をリードするメーカーと提携し、求められる素材についての理解を深め、コネクター用途向けにカスタマイズされた業界トップレベルのエンジニアリング・プラスチックを生み出してきました。正しい熱可塑性プラスチック・ソリューションを選ぶためには、次の5つの材料特性に注目することをお勧めします:

流動性

コネクター設計の小型化が進む中、成形プロセス中に薄肉加工を可能にするためには、熱可塑性プラスチックの流動性を考慮することが重要になります。DSMのStanyl®ポリアミド(PA46)コネクターグレードは薄肉加工に最適化されており、他のポリマーに比べて冷却時間が短くて済むため、生産性が向上します。

ウェルドライン強度

小型コネクターが薄肉になると、耐久性コンポーネントを容易に製造できるようにするために、高強度のウェルドラインが必要になります。これらの用途には従来液晶ポリマー(LCP)が使用されてきましたが、現在、設計上や加工上の問題に直面しています。エンジニアリング・グレードのナイロン/ポリアミドは、すぐれた代替材料となります。例えば、DSMのStanyl® PA46は0.1 mmもの薄さで成形でき、同時に強靱なウェルドラインを保持することができます。

剛性と熱たわみ温度

表面実装テクノロジー(SMT)のリフローはんだ付けは、電子部品をよりスピーディかつ効率的に生産するために、エレクトロニクス業界で広く使用されています。典型的な加工では最高260Cまで加熱されるため、コネクター材料は、処理工程全体にわたって剛性を維持しながら、劣化せずにこの高温に耐える必要があります。Stanyl® PA46のユニークな化学構造により、高温のSMT加工処理に対応した熱安定性が得られます。

コンピュータのRAMメモリ部品に使用されているDDRコネクターや、自動車の電気システムに使用されているコネクターでは、リフローはんだ付け中や他の激しい二次的作業中の反りや崩壊を防ぐため、高い剛性と高い熱たわみ温度を兼ね備えた材料が必要です。DSMのForTii®およびForTii Ace®ポリフタラミド(PPA)は、抜群の剛性を備えつつ、溶融温度が325Cと340Cと高く、このような要求度の高い用途向けに設計されています。

色のマッチング

エンジニアリングチームと設計チームにとって、カスタムカラーは機能と美しさの両方の目的で重要な要素です。その際、必ずしもすべての材料について色のマッチングが可能なわけではないことに注意が必要です。たとえば、LCPは基本的に色が黒に制限されています。また、SMTリフローはんだ付けプロセスを経ても部品の色をマッチングさせるのは難しい問題です。しかしながら、DSMのStanyl® PA46とForTii® PPAは、高温プロセスにも耐える白や様々な色のカラー・マッチングが可能です。

燃焼性

厳しい製品安全テストを行わなければ、デバイスの欠陥が消費者の人身事故や、デバイスOEMにとって高コストのリコールを引き起こしかねません。携帯電子機器からの出火リスク低減は、最優先に考えられなければならない事項です。そのため、コネクターメーカーが使用する材料には厳しい要件が課せられています。DSMのコネクター材料は、難燃性に関して業界で最も厳しい要件に適合しています。

更に、この材料は比較トラッキング指数(CTI)の最高規格に適合しており、汚染物質が露出したコネクターの内部に入り込むことによる短絡や火災の危険性を抑止しながら、よりタイトなスペースやより小型のコネクター設計、より多くの機能が可能になります。

サステナビリティ

多くのメーカーは現在、材料に赤リンやハロゲンなどの化学物質が含まれないようにすることが義務付けられています。Stanyl® PA46はこれらの化学物質を使用しておらず、LCPに比べて製造プロセスのカーボンフットプリントが30%以上も低くなっています。同時に、再生可能エネルギー源から製造した、よりサステナブルな材料が優先されています。この種の材料の好例が植物由来のEcoPaXX®PA410です。これはトウゴマを用いて製造され、100%カーボン・ニュートラルです。

DSMのコネクター向け先進ポリアミドのソリューションを含む広範なポートフォリオの詳細は、当社までご連絡ください。またはplasticsfinder.comで用途を検索し、技術仕様データにアクセスしてください。

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