DSMエンジニアリングプラスチックス

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二輪車の技術的ノウハウ:DSMの素材は電動スクーターに求められる強度と耐久性を実現

2019年 3月 25日
  • Dr Tamim Peter Sidiki(タミム・ピーター・シディキ博士)DSMエンジニアリングプラスチックス、グローバル・マーケティング・ディレクター(エレクトロニクス)

混雑の多いアジアの都市には、電動スクーター市場の大きな成長機会があります。内燃機関自動車や電気自動車が高価格であることは1つの大きな理由ですが、価格の問題に限らず、駐車場や車の充電ステーションが利用しづらい混雑した市街地では、自動車よりも電動スクーターのほうが機動性があります。

大気汚染の削減に向けた政府の取り組みも、電動スクーター市場がさらに加速する要因となるでしょう。2018年末、インド・デリーの自治体政府は、市内のすべての新車登録のうち25%を電動にすることを目標にするという素案を発表しました。とはいえ、電気自動車の充電インフラの不足が、引き続きこの市場セグメントの成長阻害要因となっています。一方で、電動スクーターのバッテリーは持ち運びができるように設計されており、標準的なコンセントがあればいつでも充電できます。

電動スクーターの部品の多くには、安全で信頼できる性能を確かなものにする特殊な素材が必要です。DSMの素材製品群には、それらの用途の具体的ニーズを満たすために設計された素材も含まれています。

コネクター

二輪車には、高電圧充電と相互接続システムが必要です。メインのEモーターを稼働させるのに十分な電力を供給し、バッテリーの充電時間を許容できるレベルに抑えるためです。とはいえ、高電圧の場合、エンジニアは絶縁強度、耐クリープ性、トラッキング耐性といったパラメータの設計に特に注意を払う必要があります。

DSMが提供するのは、必要な電気性能を実現するとともに、600Vを超える比較トラッキング指数(CTI)、30kVを超える絶縁強度、140°Cという相対温度指数(RTI)を有するさまざまな難燃性プラスチックです。さまざまな色も選べるこれらのコンパウンドは、ハロゲンや赤リンを含有していないため、こうした用途に必要とされる高いCTIを達成し、UL94-V0等級を満たす最高レベルの難燃性を実現できます。DSMはイオン熱安定剤を使用しないことによって、半導体チップ内のアセンブリ・ビンや重要なアルミニウム・ボンディング・ワイヤを、潜在的な電食から完全に保護します。私たちの素材はポリアミドの高い機械的強度を有しているため、プレスフィット、ウェーブはんだ付け、リフローはんだ付けなど、多様なアセンブリ設計に対応できます。

コネクターはあらゆる電動スクーターのアセンブリに欠かせない部品です。これらのコネクターは、ほこり、湿気、温度サイクル、薬品への暴露、激しい振動など最も過酷な環境条件においても、車両の耐用年数を通してずっと、その完全性を維持しなくてはなりません。

コネクターは次の要件を満たす必要があります。

  • 無制限の品質保持期間(JEDEC MSL1)
  • ピンの腐食なし(ハロゲンや赤リンを含まず、イオン性熱安定剤を含有しない絶縁素材を使用)
  • 150-180°Cの高連続使用温度
  • 優れた耐薬品性
  • 高延性
  • 高い電気強度と600V以上のCTI

私たちの最高クラスの素材ソリューションであるForTii® JTX2とForTii® Ace JTX8は、ポリエステルの寸法安定性と低吸湿性を、ポリアミドの高い機械的強度と組み合わせています。ForTii® Ace JTX8は、JEDEC MSL1に適合する世界で唯一の素材であり、どんなに長期間保存してもブリスターが発生しません。そして機械的強度が高いため、組み立て中も、厳しい条件下での長年の使用においても、高い信頼性を発揮します。他にも、DSMが提供するForTii® T11は、0.2 mmでUL94-V0等級を満たし、最高レベルの難燃性を実現しています。

御社の電動スクーター用コネクターの素材要件について、今すぐお問い合わせください

二輪車についてのホワイトペーパー(英語)

     

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エンジニアリング熱可塑性プラスチックが自動車の電化を具体化する(英語)

     

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