オメガ3脂肪酸は、最も広く認知されている栄養素の一つで、目、心臓、脳の健康に役立つことがよく知られています。
また、オメガ3脂肪酸と様々なヘルスベネフィットとの結びつきについては約3万の科学出版物において研究されており、最も研究されている栄養素の一つです。
それでは、1日250mgの推奨摂取量を摂取しているのが未だ世界人口の20%以下に過ぎないのはなぜでしょう?
その理由のうちの一つは、市場において植物由来DHAという選択肢がまだ少ないことかもしれません。ある消費者調査では、62%*の消費者が植物由来のオメガ3供給源を好むという結果が出ていますが、魚類由来と比べてまだ手に入りにくいのが現状です。
*DSM consumer insights survey, 2019.
消費者は、ホリスティックヘルスと健康を維持するより良い方法を探しています。オメガ3脂肪酸は、目、心臓、脳の健康だけにとどまらず、
免疫力、スポーツパフォーマンス、睡眠、ポジティブな気分など消費者がの関心が高い健康課題の解決をサポートし、世界の人々の健康維持に役立つさまざまなヘルスベネフィットを提供します。
毎日の食事でより多くのDHAを摂取することが低年齢の子供たちにプラスの影響があることがわかってきたことで、子供におけるDHAの重要性は徐々に認知されてきています。近年では、追加調整乳や特定の栄養強化食品(サプリメント)へのDHA強化により、すべての人がDHAを摂取しやすくなってきています。
一方で、例えば、アメリカの子供たちの1日当たりの平均DHA摂取量は僅か30~50mgにすぎず、最適なレベルを下回っています。
一般的に低年齢の小児は、天然のDHAを豊富に含む内臓系の肉や脂肪分の多い魚などを日常的に摂取していません。また、食品アレルギーによって食べられないというケースもあります。
6ヶ月間900mgの藻類DHAが投与された被験者を対象としたある研究では、同等量のDHAサプリメントが健康な55才以上の成人の記憶力をサポートする*ことを示唆しています。
*軽度の記憶力低下を訴える健康な成人被験者を対象に6ヵ月間1日当たりDHA 900mgを投与した臨床試験に基づいています。
DHAの重要性に対する意識が高まるにつれて、日常の食事をDHAで補完する必要性があるという事実に目が向けられるようになってきました。通常のアメリカ人の食事には、世界中の専門機関によって推奨される摂取量を遥かに下回る1日当たり平均100mg未満のDHAしか含まれていません。食事によるDHAの摂取意識向上や、栄養強化食品やサプリメントへのDHAの強化がこの重要な栄養素を毎日の食事から摂取することを促進します。
詳しくはhttp://ec.europa.eu/nuhclaims/よりご確認いただけます。
DHA・EPAには認知機能向上、心臓の健康以外にも様々な効果があります。こういった健康効果が知られていないのはDHA・EPAの摂取が増加しない一因です。
DHA・EPAの摂取が増加しない主な理由と解決策について、インフォグラフィックにまとめました。
近年、急激な需要の増加による魚の乱獲により海洋の生態系全体が崩壊し始めています。魚油由来のオメガ3脂肪酸は、乱獲の大きな原因の一つとなっています。
DSMのlife's™シリーズの原料は藻類であり、密閉された専用施設内で培養・抽出をしておりますので海洋生態系へ与える影響はございません。もし世界中のオメガ3原料を藻類由来に100%切り替えたとしたら、毎年2200万トンの魚を守ることができます。