更年期におけるFruitflow®の摂取

• エストロゲン量の減少と更年期における変化は、女性の高血圧や血栓症などの健康上の問題を招く可能性があります。これらの要素は心血管疾患のリスクを、更年期前と比較して50％早める可能性があります。
• 血小板凝集と血圧を正常に保つことで、更年期の女性の心血管関連におけるリスクを軽減することができます。
• DSMのポートフォリオにある栄養補助食品成分であるFruitflow®は、健康的な血流に寄与することで健康的な心臓のサポートをします。

心血管疾患リスクはエストロゲン量の減少につれて上昇する 

更年期になると、エストロゲン量が減少し、代謝が不安定になることから一酸化窒素およびプロスタサイクリンの低下にいたるまで体にいろいろな変化が起こります。これらの変化は高血圧、血栓症、心臓病などの健康上の問題につながる恐れがあります。

心血管疾患（CVD）は、世界的¹にもメジャーな死因の一つで、EUの経済を年間2,100億ユーロほどひっ迫しています²。心血管疾患のリスクは歳とともに上昇し、更年期を迎えた、または終えた女性はさらにそのリスクが高くなります。これはホルモンの変化や血小板の働きの変化によるものです。

Fruitflow®を使用した予防策

Fruitflow®は、トマトの種の液体部分にある自然の原材料でできた生物活性化合物です。トマトを潰してペースト状にし皮と種を取り除いた後、純粋な果汁から化合物を抽出し、濃縮してFruitflow®が製造されます。

この成分はEFSAによって評価されており、2009年に欧州委員会によって初めて承認された第13.5条（独自性）の健康強調表示で、Fruitflow®が正常な血小板凝集を維持し、健康な血流に寄与する、という表示が認められています。粉末状で、サプリメントとしての使用に適しており、推奨摂取量は一日150mgです。

弊社グローバルマーケティング&ビジネスマネージャーであるRuedi Dussが、Fruitflow®の特長についてご紹介します。

1. 血小板をなめらかにする

更年期になると、一酸化窒素とプロスタサイクリンという2つの天然の抗血小板分子の産生が少なくなります。このことにより血小板が「ドロドロ」になってしまう可能性があります。循環血小板がドロドロのになると、血管内でかたまって血栓を作る可能性があり、心臓血管の健康においてさまざまな問題を引き起こします。

Fruitflow®の主な機能は血小板をサラサラにして血栓生成リスクを低下させ、健康的な血流を促進することです。

2. 副作用が認められない

高血圧や心血管関連の既往症があるなど心血管疾患のリスクが高いと考えられる人には、抗血小板作用のある薬品が推奨されることが多くあります。例えば、アスピリンはこの目的でよく用いられる薬品です。しかし、アスピリンは胃へのダメージや脳卒中のリスク増加など、さまざまな健康への悪影響が指摘されています。

Fruitflow®は天然原料の代替品として作用するため、胃にやさしく、副作用や出血のリスク増加も認められていません。

3. 必要な血液凝固は阻害しない

Fruitflow®は、トロンビン生成など血小板の機能に効果を持つことが示されていますが、それ以外の血液凝固過程を阻害するものではありません。
このことは、摂取中の人が怪我をした場合でも必要な血液凝固が通常通り行われることを示しており、サプリメントの安全性を高めるための重要なポイントです。

臨床試験において、Fruitflow®を摂取した人の血液凝固時間は、基準値から大きく外れるものではありませんでした。

4. 血圧を下げる

Fruitflow®は、高血圧対策にも使用できる原料で、一般的な心臓の健康に貢献します。ホルモン量の変化による高血圧は更年期の女性にとって一般的な健康上の悩みですが、Fruitflow®は試験において、高血圧のリスクを持つ人の血圧を下げることが認められています。

Fruitflow®を1回摂取すると、24時間の平均血圧を大幅に低下させることが確認されています。血流だけでなく血圧も制御することで、心臓の健康にとっての2つのカギとなる要因に対処することができます。

5. 疾患の一次予防として作用

心臓血管の健康を維持するための予防的アプローチは、欧州心臓病学会をはじめとする多くの主要な権威によって推奨されています³。しかし、血流関連はリスクが大きく蓄積されるまで対処されないことが多いことが知られています。
十分なリスクがあると考えられる場合にのみ処方されるアスピリンなど抗血小板作用のある薬品は、二次予防のアプローチとされています。薬品は、一般的にリスクの蓄積が大きくない場合、副作用が健康上の有用性を上回ると考えられているため、一次予防として処方されることはありません。

一方、副作用をもたらさないソリューションであるFruitflow®は、一次予防として現実的なソリューションということができます。