DSM マテリアルサイエンスアワード2014

DSM マテリアルサイエンスアワード2014

北海道大学大学院 龔剣萍(グン チェンピン)教授が、日本の研究者として初の受賞

ライフサイエンス及びマテリアルサイエンスのグローバル企業であるDSM社は、マテリアルサイエンス分野の 発展に貢献した科学者を表彰するDSMマテリアルサイエンスアワード2014の審査結果を発表しました。 北海道大学大学院先端生命科学研究院の龔剣萍(グン チェンピン)教授が、ダブルネットワークゲルと マテリアルサイエンスの発展への多大な貢献が認められ、日本在籍の研究者として初めて受賞しました。

DSMマテリアルサイエンスアワードは、DSMブライトサイエンスアワードプログラムの一環として隔年で授与されているアワードで、 IUPAC(国際純正・応用化学連合)の協力のもと、マテリアルサイエンス(材料科学)の発展に貢献した科学者とその研究を表彰しています。毎回、テーマとなる研究分野を定め、世界中の同分野の著名な研究者を対象に、研究の革新性や独創性のほか、マテリアルサイエンスの発展への貢献度を基準に受賞者を決定します。

募集は第三者による推薦のみで、DSMチーフテクノロジーオフィサーMarcel Wubbolts(マーセル・ウヴォルツ)博士を議長にIUPACの委員2名、外部審査員3名の合計6名の国際審査委員会が審査を行います。受賞者は、IUPACワールドポリマーコングレスで表彰され、賞金50,000ユーロが贈呈されます。本年は、7月8日にタイ・チェンマイにて開催されたIUPACワールドポリマーコングレスMacro2014で、グン教授の 受賞が発表されました。

4回目となる本年は、「高分子力学とレオロジー」がテーマでした。その結果、北海道大学大学院先端生命科学研究院のグン教授が、丈夫で柔らかいダブルネットワークゲル(DNゲル)の研究の革新性と独創性を  理由に受賞しました。日本で活動している研究者では、初めての受賞になります。

グン教授による、高弾性・高靭性DNゲルの力学的性質に関する研究は、ここ数年で最も独創的なマテリアル サイエンスの研究の1つです。この研究は世界中の多くの分野の科学者に評価され、マテリアルサイエンスに多大な関心を集めました。さらに、DNゲルの人工軟骨や人工関節への応用を目的としたハイドロゲルの摩擦抵抗に関する革新的な研究は、この分野において、これまでに行われたベストワークの1つです。

<参考資料>

 

DSM – Bright Science. Brighter Living.TM

DSM社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスとマテリアル  サイエンスにおける独自の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。また、DSMは食品や栄養補助食品、パーソナルケア、 飼料、医療機器、自動車、塗料、電気・電子機器、ライフプロテクション、代替エネルギー、バイオ素材などのグローバル  市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる革新的なソリューションを提供します。DSM社は、社員数は24,500名で、年間の純売上高はおよそ100億ユーロです。同社はNYSE Euronextに上場しております。詳細については www.dsm.com をご覧ください。

* 本リリースは2014年7月8日にDSM社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。

プレスリリース

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