持続可能性

持続可能性

「持続可能性」の定義は、人によって異なります。私たちDSMではこの言葉を、未来の世代の二―ズへの可能性を損ねることなく、現代のニーズを満たすこと、と定義しています。つまり、経済の発展、環境の質、人・地球・利益の受ける恩恵に対する社会的責任の推進を意味しています。

2050年までに、地球の人口は90億に達するとされています。私たち人類は成長し、年を重ねていきます。しかし最も重要なことは、人は常に変わっていく生き物であるということです。そして残念なことに、人類がつくり上げてきた現代社会は、持続的な安定および豊かさを求める上で、必ずしも理想的とは言えないのです。

DSMが持続可能性を事業推進の基盤としているのは、まさにこの理由からなのです。持続可能性と、世界が抱える重要な課題およびその傾向を明らかにする義務こそが、今や私たちDSMの活動すべての原動力となっています。DSMはお客様のために、それらの課題を解決すべく活動しています。これが、私たちの掲げる「トリプルP」のコンセプト(People, Planet, Profit(人、地球、利益))の由縁です。

People

DSMブランドは、今日そして次世代を生きる人々へより豊な暮らしを提供することを約束します。この約束は、私たちの活動、製品、イノベーションを通じて、生活をより良くすることを意味しています。また、生命の維持と、更には救うという意味も含まれています。

例えば、国連WFP(世界食糧計画)と協働し、隠れた飢餓で苦しむ1000万人以上のためにミックスミー®栄養パッケージを活用しています。

この協働は、いわゆる社会的パートナーシップと呼ぶことができます。DSMのソリューションは、ヘルメットやライフベストなどの防護用品に使用する素材から、生き生きとした暮らしをさらに充実させるためのバイオメディカル製品まで、多くの方法で人々に貢献しています。

Planet

地球はたった1つしかありません。私たちは、この地球を永続させなければなりません。現在DSMの革新的パイプラインにある全製品の94%がエコ対応製品であるのはそのためです。つまり、このようなエコ対応製品は優れた機能と価値恩恵をもつ一方で、同等製品よりも二酸化炭素排出量が低く抑えられています。世界トップの太陽電池用のコーティング剤から、溶剤不要の塗料、鉱物油ではなくヒマシ油およびナタネ油由来のプラスチック(さらにハロゲンフリーの製品もある)に至るまで、すべてDSMの努力の成果です。

その一方、DSM自身も製造プロセスを作り続けており、バリューチェーン全体でより効率よく、廃棄物の量を削減するよう取り組んでいます。例としては、2020年までにエネルギー効率20%向上を目標としていることが挙げられます。

Profit

DSMの活動は、企業として当然のことですが、経済的に持続可能でなくてはなりません。プラスチックから天然食品酵素成分など、DSMのエコ対応製品の多くは二酸化炭素や消費エネルギー削減だけではなく、コスト効率の面からも非常に優れた革新的なプロセスの恩恵をもたらしています。太陽光やバイオ燃料など、まったく新しい分野での活動領域は横ばいですが、政府が技術面とインフラ面での投資を行っており、この投資が将来的な商業的成功の布石になります。経済の発展において、清潔な水と安全、手ごろな価格の食料といった、生活の基盤となるものを供給する能力が極めて重要になります。

その一方でDSMは、40億人ともいわれるBOP(ベース オブ ピラミッド)の人々を支援する持続可能なビジネスモデルを探し出す取り組みを続けます。

People, Planet, Profit  それは、ウィン-ウィン-ウィン の関係なのです。

リンクのダウンロード