DSM、太陽光発電技術のデモンストレーションセンターをインドに開設

DSM、太陽光発電技術のデモンストレーションセンターをインドに開設

Tokyo, JP, 31 10 2014 06:00 CET

発電効率を上げる反射防止コーティング剤など太陽光発電関連の技術開発を推進

インドの生産拠点の消費電力の50%が再生可能エネルギーに

ライフサイエンスとマテリアルサイエンスのグローバル企業であるDSM社(以下、DSM)は、インド・プネ市にあるエンジニアリングプラスチックスの生産拠点に、太陽光発電技術デモンストレーションセンターを開設しました。発電効率を向上させる反射防止コーティング剤「KhepriCoat®(ケプリコート)」をはじめとしたDSMの太陽光発電関連技術を実証し、同技術の開発促進に繋げます。

このデモンストレーションセンターの太陽光発電で、プネ市の生産拠点における消費電力の約25%を賄う計画であり、既存の風力発電とあわせて約50%が再生可能エネルギーで賄われることになります。

DSMが開発した反射防止コーティング剤「KhepriCoat®(ケプリコート)」は、太陽光発電パネルのカバーガラスにコーティングすることで反射光を減らし、太陽光を効率的に取り入れることで、発電効率を向上させることができます。

デモンストレーションセンターでは、「KhepriCoat®(ケプリコート)」を異なる機種やモデルに使用し、発電効率の上昇を実証します。
また、モジュール内のプラスチックフィルムにDSMが開発した3D構造による新しいライトトラッピング技術をテストしています。

DSMでは、本センターの開設により、太陽光発電の発電効率を向上させる技術や新素材を開発し、実用化する取り組みを推進します。これらソリューションによって太陽光発電の性能を向上させ、太陽光発電の普及、ひいては、地球環境やエネルギー問題の解決に貢献することを目指します。

また、DSMでは、再生可能エネルギー関連のソリューション開発に力を入れており、自社使用の電力も再生可能エネルギーへの切り替えを進めています。プネ市の生産拠点では、現在消費電力の約25%を風力発電によって賄っており、この度のセンター開設によって、約50%が再生可能エネルギーでカバーされます。これにより、DSMの高機能樹脂のカーボンフットプリントを削減 でき、顧客企業の環境フットプリント*1がより低減されることになります。

*1 製品のみならずバリューチェーン全体における温室効果ガス排出量やその他の環境負荷を示す指標

プレスリリース

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