DSM、ポリマー中間体およびコンポジットレジン事業の新会社を CVC Capital Partners社と共同で設立

DSM、ポリマー中間体およびコンポジットレジン事業の新会社を CVC Capital Partners社と共同で設立

ライフサイエンスとマテリアルサイエンスのグローバル企業であるDSM社(以下、DSM)は、英国の投資顧問会社であるCVC Capital Partners社(以下、CVC社)とともに、ポリマー中間体(カプロラクタムおよびアクリロニトリル)事業およびコンポジットレジン事業を手掛ける新会社NewCo(暫定名)を設立することを発表いたしました。

この度の新会社設立は、2014年11月に表明したポリマー中間体とコンポジットレジン各事業の戦略に沿ったものです。化学工業分野にて豊富な投資経験と優れた実績を誇るCVC社と提携することで、ポリマー中間体とコンポジットレジンを必要とする各業界に対し、これまで以上に貢献できると考えています。

取引概要

  • DSMはカプロラクタム(以下、CPL)事業(欧州・北米に保有するCPL工場、CPL事業を手掛ける中国DNCC社の株式60%、CPLのライセンス事業)、アクリロニトリル(以下、ACN)事業およびコンポジットレジン事業(中国JDR社の株式75%を含む)を新会社へ譲渡
  • 事業移管にとともに、Sitech Services社の株式65%を新会社へ譲渡
  • DSMエンジニアリング・プラスチックスにおいて、後方統合による効率化のメリットを活かし、戦略的ポジションと競争力を維持するために、同社のCPL需要の少なくとも80%分の引取権を15年分確保
  • CVC社はNewCoの株式65%を保有、DSMは同35%を保有。従業員数は約1950名を予定
  • NewCoの2014年売上高(試算)は21億ユーロ、継続事業の⾦利・税⾦・償却前利益(EBITDA)は1億600万ユーロ
  • 企業価値は6億ユーロが見込まれ、アーン・アウトは1億7500万ユーロ
  • NewCoの主な資金調達方法は、ステークホルダーおよび第三者融資機関による出資とDSMからの1億ユーロのブリッジ・ローン(つなぎ融資)
  • 取引成立におけるDSMの推定ネットキャッシュは3億~3億5000万ユーロ
  • DSMは2015年第1四半期に、約1億3000万ユーロの減損特別損失を計上(税後、非支配持分利益後)
  • 取引は、成立条件を満たした後、2015年第3四半期に成立する見込み

<参考資料>

DSM – Bright Science. Brighter Living.

DSM社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスと マテリアルサイエンスにおける独自の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして 社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。また、DSMは、食品や栄養補助食品、パーソナルケア、飼料、医療機器、自動車、塗装、電気・電子機器、ライフプロテクション、 代替エネルギー、バイオベース素材などのグローバル市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる 革新的なソリューションを提供します。DSMおよびその関係会社の年間純売上高はおよそ100億ユーロ、従業員数は25,000名で、NYSE Amsterdamに上場しています。

詳細については www.dsm.com をご覧ください。

* 本リリースは2015年3月16日にDSM社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。

将来予測に基づく記述

本プレスリリースには、将来予測に基づく記述が含まれています。これらの記述はDSM経営陣による現時点での期待、推定、予測、 および現時点で当社が入手可能な情報に基づいています。これらの記述には、予測が困難な特定のリスクと不確実性が含まれること から、DSMはその予測の実現については保証しません。また、DSMは本プレスリリースに含まれる記述を更新する義務を負いません。

プレスリリース

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