Tokyo, JP, 01 6 2015 08:00 CEST
ライフサイエンスとマテリアルサイエンスのグローバル企業であるDSM社(以下、DSM)は、「国際養鶏養豚総合展2015」(6月10日・水~12日・金、ポートメッセなごや・名古屋市)に出展し、世界中の畜産家が効果を実証している“最先端の飼育法”と、DSMの畜産科学力によって裏付けされた“課題解決型飼料”についてご紹介します。
メインの展示は、腸内細菌叢を整えて疾患や微生物汚染のリスクに対応するエッセンシャルオイル(精油)入り混合飼料「Crinaシリーズ」と、同じく腸内細菌叢を整える効果を持つ生菌(善玉菌)混合飼料「サイラクチン」、そして、消化吸収を助けて飼料の消費量を抑える酵素「ロノザイム/ロキサザイム」です。ともに、日本の畜産家が直面している課題を解決する製品で、“抗生物質不使用に伴う疾病リスクの上昇”や“飼料原料の高騰”への対策を支援します。
また、同展示会第2会場にて、以下の通りセミナーを開催します。会場にお越しの際は、是非、ご聴講ください。
<日 時> 2015年6月11日(木) 10:00 ~ 10:50
<内 容> 穀類等の高騰が危ぶまれていますが、ブロイラー飼育において20%~30%のたんぱく質が消化されていないと言われています。本セミナーでは、酵素を使ってタンパク質やデンプンなどの栄養素を効率的に消化吸収し、飼料の消費量を抑える方法を、そのメカニズムとともにご紹介します。
種鶏、母豚に対する新たなビタミンDの世界
<日 時> 2015年6月12日(金) 10:00 ~ 10:50
<内 容> 骨への作用が有名なビタミンDについて、筋肉や免疫への機能など従来知られていなかった新作用を紹介します。また、過剰摂取を防ぎながら効果的に摂取させる方法について、試験データを交えて紹介します。
<参考資料>
多くの植物は防虫、抗菌作用のある成分を発しています。Crinaシリーズはその成分である精油(エッセンシャルオイル)で、家畜の体内で腸内細菌叢を調整して腸疾患の減少をもたらすほか、体内の酵素分泌を促進して飼料の消化を高める効果があります。また、増体量の増加及び資料効率の向上も期待され、その費用対効果は3:1~5:1という試験データが出ています。
DSMは、牛、豚、鶏それぞれに最適な成分を選択して精密に調整した製品を展開しており、本展示会ではCrina Swine(肥育・仕上げ期の豚及び母豚用および子豚用)とCrina Poultry(鶏用)を紹介します。
家畜の体内では、飼料に含まれる各栄養素が酵素によって分解されて吸収されていきます。一方で、分解されなかった栄養素は体外へと排出され、その量は20%~30%(ブロイラー、タンパク質)に上ることもあります。DSMのロノザイムとロキザイムは、デンプンや繊維、非デンプン性多糖類などを分解する酵素で、飼料に添加することで飼料の主要構成品(穀類、大豆、菜種など)の消化をサポートします。そのため、同じ量の栄養素を吸収するために必要な飼料を減らし、生産性を向上させることが期待できます。
人間と同じように、家畜も善玉菌で腸内環境を整えることで、疾患リスクや死亡リスクの低減が期待できます。DSMのサイクラチンは、乳酸の成長を促進し、大腸菌などの有害菌や有害毒素の成長・発生を抑制することで、生産性を向上することが期待できる生菌混合飼料です。
ほか、移行率と熱安定性に優れた黄色系カロテノイド「カロフィル®イエロー10%」、動物が健康に生きるために不可欠な「各種ビタミン(全13種類)」、そのビタミンを中心に家畜の健康と生産性向上のために最適な栄養バランスを定義した「OVN」などについて展示します。
DSM – Bright Science. Brighter Living.™
DSM社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスとマテリアルサイエンスにおける独自の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。また、DSMは食品や栄養補助食品、パーソナルケア、飼料、医療機器、自動車、塗料、電気・電子機器、ライフプロテクション、代替エネルギー、バイオ素材などのグローバル市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる革新的なソリューションを提供します。年間の純売上高はおよそ100億ユーロ、従業員数は25,000名で、NYSE Amsterdamに上場しています。
詳細については www.dsm.com をご覧ください。