Tokyo, JP, 30 11 2015 06:00 CET
SBAは、営利活動とサステナビリティを両立した“sustainable business”の認知度向上と普及を目的に、他社の見本となる優れた事例を募集するアワードで、Global Initiatives社の主催によりASEAN6ヶ国で開催されています。質問やインタビューを通して選ばれた応募者がPricewaterhouseCoopers社(PWC)が執り行う最終選考 兼 授賞式に進出し、プレゼンテーションを行って受賞企業が決定します。本年は11月3日にシンガポールで最終のプレゼンテーションが行われ、幅広い業種から昨年の倍以上の企業が参加しました。授賞式には、DSM副社長Roelof Westerbeek(ルロフ・ウェスタビーク)が代表として出席しました。なお、ウェスタビーク副社長は、同時に開催されたResponsible Business Forum(11月2日~4日)にて、カーボン・プライシング(CO2排出量に応じコストを負担させる制度)をテーマとするパネルディスカッションにも参加し、カーボン・プライシングがビジネスにどのような影響を与えるかについて紹介しています。
受賞にあたっては、気候変動への取り組みが1つの評価ポイントとなりました。DSMでは、この気候変動に対し、エネルギー効率の向上、二酸化炭素排出量の削減、そして気候変動への警鐘を3つの柱として取り組んでいます。例えば、2025年までに電力需要の50%を再生可能エネルギーで賄い、将来的には100%を目指すことで、自社のカーボンフットプリントを減少させています。その一環として、最先端の技術を導入した太陽光発電のデモンストレーションセンターをインド・プネ市にあるDSM Engineering Plastics社のプラントに併設し、同プラントでの電力需要の25%をそこから調達しています。さらに、風力発電により、目標までの残りの25%を供給しています。
DSMでは、今後もこうした取り組みを通し、日本の顧客企業と同様に、地球環境への貢献を目指していく考えです。
<参考情報>
DSM副社長Roelof Westerbeek(ルロフ・ウェスタビーク)のコメント;
このような素晴らしい賞をいただいたことは、とても光栄であり、嬉しく思います。また、サステナビリティは、長年DSMの戦略的ビジョンの中核を担っており、その取り組みが認められたことを誇らしく感じています。DSMのようなグローバル企業には、気候変動のような課題に向き合い、次世代やその先の世代までを見据えた持続可能な未来の実現に取り組んでいく責任があると考えています。その責任を果たすことは、企業にとってもかけがえのない価値を生み出す機会でもあります。
気候変動は、今後10年に渡るビジネスのあり方に影響を与えます。私たちは、気候変動への取り組みは責任であると伴に機会であると認識しており、だからこそ、製造業のCO2排出削減サポートやその必要性の啓発活動に、先陣を切って取り組んでいます。
DSM社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスとマテリアルサイエンスにおける独自の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。また、DSMは食品や栄養補助食品、パーソナルケア、飼料、医療機器、自動車、塗料、電気・電子機器、ライフプロテクション、代替エネルギー、バイオ素材などのグローバル市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる革新的なソリューションを提供します。年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、Euronext Amsterdamに上場しており、社員数は25,000名です。
詳細については www.dsm.comをご覧ください。
* 本リリースは2015年11月6日にDSM社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。