DSM、米国にR&Tセンターを開設

より素早く、より効率的な用途開発に向け、様々な設備を導入

DSM、米国にR&Tセンターを開設

Tokyo, JP, 04 11 2016 03:00 CET

より素早く、より効率的な用途開発に向け、様々な設備を導入

自動車産業が集積するデトロイトエリアにて、日系各社をサポート

ライフサイエンスとマテリアルサイエンスのグローバル企業であるDSM社(以下、DSM)は、高機能樹脂を手掛けるDSM Engineering Plastics社のリサーチ&テクノロジーセンター(以下、R&Tセンター)を、ミシガン州デトロイトエリアの商業地区であるトロイ市(Troy, Michigan)に開設しました。投資額は約500万ドルで、製品開発や用途開発の能力を高めるために、様々な検査・分析機器を導入しています。自動車関連企業が集積する北米において本R&Tセンターを設立することで、日系メーカーを含め多くの顧客企業を、より密接かつ効率的にサポートすることが可能となりました。

<センターの主な機能>

  • 幅広い種類の機械特性評価
  • 顕微分析を含む多様な分析技術
  • エージング・耐薬品性に関する幅広い評価
  • 熱特性やレオロジー特性試験を含む物性評価
  • ラピッドプロトタイプ作成を可能とする3Dプリンティング

このほか、より最適な用途開発のために、実際の使用環境に応じて新たな試験を考案して実施します。

なお、本R&Tセンターは、将来の機能拡張に備えたフロアを確保しており、2017年には、需要の高い試験の設備を増強するほか、燃焼性試験や、溶着をはじめとする二次加工用途試験など、新たな機能を追加する予定です。また、DSMは、製品開発に用いる先進的な物質特性解析機能と特定の用途試験機能を併せて導入する計画です。

<参考資料>

DSM Engineering Plastics – Americas副社長Jud Gibson(ジャド・ギブソン)のコメント;

顧客企業をサポートする新施設の様々な能力によって、DSMのイノベーションを市場に届ける時間をより短縮できるようになりました。本R&Tセンターを起点に、我々の従業員と顧客企業がより密接に協力することで、顧客企業の挑戦に対して、より早く、より効率的な手法を提供できるようになります。

DSM Engineering Plasticsリサーチ&テクノロジー担当副社長Rein Borggreve(レイン・ボルグレヴ)のコメント;

新しい研究施設の開設は、アメリカだけでなく世界中のお客様のビジネスをサポートし、その成長に貢献するというDSMの戦略に沿ったものです。多くの顧客企業がグローバルにビジネスを展開していますので、我々も顧客企業と各地域で密接にコンタクトを取りながら、ワールドワイドにサポートしていきます。

DSM – Bright Science. Brighter Living.™

DSM社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスとマテリアルサイエンスにおける独自の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。また、DSMは食品や栄養補助 食品、パーソナルケア、飼料、医療機器、自動車、塗料、電気・電子機器、ライフプロテクション、代替エネルギー、バイオベース素材などのグローバル市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる革新的なソリューションを提供します。年間の純売上高はおよそ100億ユーロ、社員数は25,000名で、Euronext Amsterdamに上場 しています。

詳細については www.dsm.com をご覧ください。

* 本リリースは2016年9月23日にDSM社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。

プレスリリース