DSM、卵黄色の新たなグローバルスタンダード『YolkFan™』の運用を開始

全世界で使われているDSM Yolk Color Fanをリニューアル

ライフサイエンスとマテリアルサイエンスのグローバル企業であるDSM社(以下、DSM)は、これまで卵黄色の判定に使用するカラーチャート「DSM Yolk Color Fan」に16番目の新色を追加し、新たに『YolkFan™』として名称を変更いたしました。

卵黄の色は卵の品質を評価する上で重要な指標となっており、近年の研究では卵黄内の色調と鶏の健康に関連性があることも示されています。卵黄色の判定には、色調を15段階に分類したDSM Yolk Color Fanが世界的に長らく使用されてきましたが、消費者がより深みのある色調を求める傾向にあることから、知覚的、視覚的、科学的な知見に基づいた実験を経て、最も深みのある16番目の新色を追加しました。

卵黄の色彩が鮮やかであることは、鶏の健康状態が良く、高品質であることを意味しています。また、多くの消費者調査の結果から、消費者は卵黄の色調を購入やリピートの判断基準にしていることが見受けられます。そのため、生産者にとっては卵黄の色彩を判定することが重要な作業となっており、簡易にかつ客観的に卵黄色を測定するツールとして、15枚のブレードで構成されたDSM Yolk Color Fanが世界中で使用されてきました。

近年、卵黄色と鶏の健康状態に関連性があることが広まるにつれて多くの消費者がより深みのある色調を求めるようになりました。そこで、この度、DSMでは長らく使用されてきたDSM Yolk Color Fanに、より深みのある16番目の新色を追加し、YolkFan™として新たに商標登録しました。YolkFan™を使用すれば理想的な卵黄色を容易に判断することが可能になり、その国々の人々が望む、健康かつ品質が良いと感じる卵をマーケットに届けることができるようになります。なお、YolkFan™は使用方法も容易であることから、メジャーな卵質測定装置でもこれを基準として導入することが決定しています。

DSM グローバルマーケティング部門 デイヴィット・ニッケル博士(ヴァイス・プレジデント)のコメント;

約2年間の研究とDSM Yolk Color Fanの見直しを経て、ようやく16番目の新色を追加したYolkFan™を紹介できることを誇りに思います。YolkFan™の開発は、世界中の養鶏業者やその顧客の高品質な製品作りの手助けになる基礎的な役割を担っていくと確信しています。

<参考情報>

DSMの色彩ガイドラインとYolkFan™については、以下のサイトからアクセス可能です。

http://www.carophyll.com/eggs

DSM – Bright Science. Brighter Living.

DSM社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスとマテリアルサイエンスにおける独自の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。また、DSMは食品や栄養補助食品、パーソナルケア、飼料、医療機器、自動車、塗料、電気・電子機器、ライフプロテクション、代替エネルギー、バイオベース素材などのグローバル市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる革新的なソリューションを提供します。年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、社員数は25,000名で、Euronext Amsterdamに上場しています。

詳細については www.dsm.comをご覧ください。

プレスリリース