DSM、太陽光発電バックシートフィルムの導入

DSM、太陽光発電バックシートフィルムの導入により、 ソーラー関連製品ラインナップの拡充を決定

DSMアドバンスト・サーフェス副社長 Oscar Goddijn(オスカー・ゴッジン)のコメント;

DSMでは、ソーラーモジュールの発電効率を向上させる技術とマテリアル・コンセプトを開発することで、太陽光発電の 発電コストを下げ、エネルギー・ミックスにおいて重要な役割を担う太陽光発電の普及に貢献しています。本契約締結に伴い、DSMは世界有数の反射防止コーティング技術と、最高級の耐久性とパワーゲインを得られるバックシートフィルムを保有することになりました。2つの特許製品を組み合わせ、DSMの持つアプリケーションや市場に関するノウハウを活用することで、再生可能エネルギーの普及に不可欠なPVモジュールのパフォーマンスと耐久性の向上を実現していきます。

バックシートは、紫外線、湿気、その他気象条件からPVモジュールを保護します。また、絶縁性によりPVモジュールを取り扱う作業員や付近の作業員の安全性を確保し、さらに、内面反射性能も強化します。この度DSMが市場に投入するバックシートは、太陽光発電分野ではこれまであまり用いられてこなかった共押出しとナノコンポジット化を組み合わせた特許技術を用いて製造されています。現存のソリューションと比較した際に、DSMのバックシートは、出力と耐久性の点で従来品と比べて優れた性質を有しています。

Same Sun. More Power.

過去10年で、世界規模のエネルギー・ミックスにおいて太陽光発電は重要なエネルギー源へと発展しました。太陽光 発電がグリッドパリティに達して火力発電とのコスト競争力を保つためには、太陽光発電の均等化発電原価(LCOE)を下げることが不可欠とされています。DSMでは、反射防止コーティング剤での成功をもとに、堅実で耐久性があり、かつ持続可能な素材を用いたソリューションを提供する製品をイノベーション・ポートフォリオの中から生み出し、太陽光発電の発電コスト低下に貢献していくこと ― Same sun. More power.™ ― を目指しています。

低炭素社会実現に向けた取り組みの1つとして太陽光発電関連の製品ポートフォリオを拡大していく上で、Sunshine社との本契約は大きな進歩となる出来事です。

DSM – Bright Science. Brighter Living.™

DSM社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスとマテリアルサイエンスにおける独自の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。また、DSMは食品や栄養補助食品、パーソナルケア、飼料、医療機器、自動車、塗料、電気・電子機器、ライフプロテクション、代替エネルギー、バイオベース素材などのグローバル市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる革新的なソリューションを提供します。年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、社員数は25,000名で、Euronext Amsterdamに上場しています。

詳細については www.dsm.comをご覧ください。

* 本リリースは2016年3月1日にDSM社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。

プレスリリース