DSM、2016年通期決算を発表

DSM、2016年通期決算を発表

Tokyo, JP, 31 3 2017 07:00 CEST

EBITDA、ROCEともに中期計画を大幅に上回る好業績を達成

【2016年通期決算ハイライト】

  • 2016年は非常に堅調で、事業戦略で定めた目標を大幅に上回る実績を達成
  • グループ全体の売上高は3%増の79億2000万ユーロで、オーガニック・グロースは4%
  • 調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)は前年同期比17%増の12億6200万ユーロ
  • グループ全体のROCE(使用資本利益率)は、調整後EBIT(営業利益)の38%増が牽引して280bps(bps:ベーシスポイント。1bps=0.01%)アップし、10.4%を達成
  • 営業活動によるキャッシュフローは、27%増の10億1800万ユーロ
  • 純利益は6億2900万ユーロで、2015年の9200万ユーロから大幅増
  • 予定配当は、1株当たり1.65ユーロから1.75ユーロに増加

 注:買収・売却や為替レートの影響を除いた成長率

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DSM社CEO兼取締役会長Feike Sijbesma(フェイケ・シーベスマ)のコメント;

2016年の決算では、2015年末に設定した目標を達成しました。特に、EBITDAとROCEが2018年までの中期経営計画「Strategy2018:Driving Profitable Growth」にて定めた目標を大幅に上回るなど、非常に好調な1年であったことを喜ばしく思います。

ニュートリション部門は、アニマルニュートリション&ヘルス、ヒューマンニュートリション&ヘルス双方の分野で、オーガニック・グロースが堅調な1年でした。また、特殊素材にフォーカスするなどの改革を進めいているマテリアル部門では、その成果が販売量の増加や利益率の向上に現れています。さらに、広範にわたって実施している改善プログラムにおいて、大きな進捗が見られました。財務業績の向上もさることながら、イノベーションやサステナビリティに関する2016年度の計画を推進することができたこと、また、組織改革の更なる一歩として、これまで高めてきた組織のアジリティとカルチャーを定着させる取り組みができたことも、大きな成果です。

2017年の業績目標は、好成績だった2016年をベースに設定しているため高い水準となりますが、不安的なマクロ経済の中でも達成できると信じています。そのため、私たちは、成長戦略を継続し、グループ全体のコスト・生産性改善活動をしっかりと進めていきます。また、資本分配と運転資本に対しても、厳格なアプローチを継続していきます。

将来予測に基づく記述

本プレスリリースには、将来予測に基づく記述が含まれています。これらの記述はDSM経営陣による現時点での期待、推定、予測、および現時点で当社が入手可能な情報に基づいています。これらの記述には、予測が困難な特定のリスクと不確実性が含まれることから、DSMはその予測の実現については保証しません。また、DSMは本プレスリリースに含まれる記述を更新する義務を負いません。

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