DSM, 残留乳糖分析装置BIOMILK 300を独占販売

DSM, 残留乳糖分析装置BIOMILK 300を独占販売

Tokyo, JP, 06 3 2018 06:00 CET

乳製品生産者への利用を世界に拡大

健康、栄養、先端材料分野で活発な活動を続けるグローバル企業であるDSM社は本日、BIOLAN社が開発したコンパクトな残留乳糖分析装置BIOMILK 300を2018年2月より独占販売することを発表しました。乳製品生産者にとってBIOMILK 300は、乳糖を含まない乳製品や低乳糖乳製品の生産過程において残留乳糖濃度を定量化する高速で費用対効果の高い高精度の分析装置です。

×

乳糖を含まない乳製品に対する消費者の健康意識の高まりが、この分野の成長に追い風となっています。生産過程において残留乳糖濃度の正確な測定値を絶えず高速で得られることは、リードタイムの短縮にもつながり、乳糖を含まない乳製品の生産者にとって分析装置は、この成長を維持していくために不可欠となります。

世界をリードするラクターゼのトップメーカーでもあるDSM社は、残留乳糖濃度について、顧客が費用対効果の高い信頼できる迅速な測定結果を求めていることを認識しており、バイオセンサー技術を駆使した分析ソリューションを設計・製造する革新的企業であるBIOLAN社と提携し、世界で高い割合を占める乳製品産業にBIOMILK 300を提供することとなりました。

DSM社の乳製品酵素部門のグローバルビジネスラインマネージャーであるMerel Roes氏は次のように述べています。

「BIOLAN社と提携することで、驚異的な技術が乳製品産業で幅広く使えるようになり、大変うれしく思います。バイオセンサー技術を駆使したBIOLANの専門技術と、主要なラクターゼメーカーとして、また乳製品産業のパートナーとしの長い歴史を持つDSM社が共同することで、乳糖を含まない乳製品に対する各メーカーの高いニーズに応えることができます。」

3分足らずの高速な分析時間や、0.01%未満の残留乳糖濃度を検出、定量化できる費用対効果の高い高感度の精度など、BIOMILK 300にはいくつもの利点があります。また、使いやすく、操作に当たっては、多くの実験スキルは必要なく、結果を読み解く装置を追加購入する必要もありません。

BIOMILK 300は、市場をリードするDSM社のラクターゼであるMaxilact®と併せてご使用になることをお勧めします。 Maxilact®を使うと、乳製品生産者は、製品中の乳糖濃度を将来の業界基準となる0.01%を下回る濃度に抑えた、乳糖を含まない味のよい乳製品を生産できます。

<参考資料>

BIOLAN

BIOLAN社はスペインのバイオテクノロジー関連企業であり、バイオセンサーを駆使した分析ソリューションを開発して、食品の品質と安全管理に貢献しています。BIOLAN社が独自に開発した革新的で破壊的なソリューションは、高速、高精度で信頼性が高く、亜硫酸塩、乳糖などのアレルゲンやヒスタミンなどの毒素を含む重大な食品危害物質を容易に監視します。このソリューションにより、食品企業は食品安全基準に容易に適合し、生産チェーンにおいて最高品質の食品を保証します。BIOLAN社は製品を販売して9年になり、現在は、乳製品、ワイン、魚類の缶詰、甲殻類などの産業に焦点を合わせ、世界50カ国以上で製品を販売しています。欧州委員会から最も革新的なSME企業の1つと見られており、その製品は、魚類のヒスタミン測定においてAOACなどの重要な認証を取得しています。BIOLAN社は、製品の開発・製造をすべて自社で行っており、それにより同社製品の付加価値を強化しています。

詳細についてはwww.biolanmb.com/inglesをご覧ください。

DSM – Bright Science. Brighter Living.™

DSM 社は、科学をベースとして健康、栄養、材料分野で活躍しているグローバル企業です。ライフサイエンスとマテリアルサイエンスにおける独⾃の技術を組み合わせることで、経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSM と関わる全ての⼈々にとって持続可能な価値を創造します。また、DSM は⾷品や栄養補助⾷品、パーソナルケア、飼料、医療機器、⾃動⾞、塗料、電気・電⼦機器、ライフプロテクション、代替エネルギー、バイオベース素材などのグローバル市場において、顧客企業の業績向上・維持に貢献できる⾰新的なソリューションを提供します。年間の純売上⾼はおよそ 100 億ユーロ、社員数は 25,000 名で、Euronext Amsterdam に上場しています。

詳細については www.dsm.comをご覧ください。

* 本リリースは 2018 年 2 ⽉ 15 ⽇に DSM 社から発表されたプレスリリースを抄訳したものです。

リンクのダウンロード