DSMと巨樹の会グループが、栄養リハビリテーション分野の新たなサービス開発に向け検証を開始

DSMと巨樹の会グループが、栄養リハビリテーション分野の新たなサービス開発に向け検証を開始

Tokyo, JP, 13 11 2018 06:00 CET

栄養、健康、持続可能な暮らしの分野で積極的に活動するグローバルサイエンス企業であるRoyal DSMの日本法人DSM株式会社(東京都港区、代表取締役社長:中原雄司)と急性期医療及び回復期リハビリテーション医療を提供する病院グループ「巨樹の会」傘下の医療法人社団 埼玉巨樹の会(埼玉県久喜市、理事長:蒲池 健一)は、2018年11月13日より、栄養リハビリテーション分野の新たなサービス開発に向けた検証を開始しました。

DSMは食品、飲料、サプリメント、乳幼児用食品や治療食品向けの栄養素に係るソリューションを提供しているほか、医薬品業界向けにビタミンや、EPA、DHAなどの脂質、活性医薬成分(API)であるカロテノイドを提供するなど、世界的な潮流と向き合いながら、栄養と健康を結びつける活動を展開しています。

また、巨樹の会は関東、九州及び山口県で病院を展開している日本有数のリハビリテーション病院グループです。回復期リハビリテーション医療を軸とし、地域のリハビリ病床不足の改善に力を注いでいます。

今回の協業により、両社は、個々の患者の健康状態に応じて、食事や運動および栄養について、それぞれの患者に最適化された個別アドバイスを行う新たなヘルスケアサービスの開発を目指します。DSMが持つ栄養に係るデータと、巨樹の会が持つ医療に係る知見を融合することで、個々の患者の早期の回復に資する栄養情報を提供します。なお両社は、巨樹の会グループの基幹病院の一つである原宿リハビリテーション病院にて、2019年の第1四半期に試験的な運用を開始し、2019年中のサービス開始を目指します。

日本の高齢化は世界で最も進んでおり、2017年の日本の総人口に占める65歳以上人口の割合は27.7%に上り、2025年には、その割合が30%を超えると予測されています*1。一方で、高齢者の医療費を支える労働人口は今後も減少していくと予測されていることから、社会全体で医療費の抑制に取り組んでいくことが喫緊の課題であると言えます。

DSMと巨樹の会は、適切な栄養情報の提供によって早期回復・予防に貢献し、誰もが健康で幸せに暮らせる長寿社会の実現を目指します。

*1 出典:平成30年版高齢社会白書(内閣府)

巨樹の会グループについて

一般社団法人 巨樹の会は、病院23、診療所3、学校7、助産院1を運営する医療法人カマチグループを構成する4法人の一つで、関東を中心に、九州、山口県で計14の病院を展開する病院グループです。「リハビリテーションとは、障害を受けた人を、その人のなしうる最大の身体的、精神的、社会的、職業的、経済的な能力を有するまでに回復させることである。」との理念のもと、365日、一日も休まずリハビリテーションを提供し、非常に高い在宅復帰率を誇っています。

詳細については、http://www.kyojunokai.jp/をご覧ください。

Royal DSMは、栄養、健康、持続可能な暮らしの分野において事業を展開する「purpose-led」(目的主導型)のグローバル企業です。経済的繁栄、環境問題への取り組み、そして社会の発展を促進し、DSMと関わる全ての人々にとって持続可能な価値を創造します。 DSMは、食品や栄養補助食品、飼料、パーソナルケアおよびアロマ、医療機器、環境に配慮した製品および用途、新たなモビリティとコネクティビティの分野において革新的なビジネスソリューションを提供します。 DSMおよび関連会社の年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、社員数は約2万3,000名、Euronext Amsterdamに上場しています。詳細については www.dsm.com をご覧ください。