プレスリリース

DSM、Akulon® PA6 (高性能ポリアミド)のカーボンフットプリントを半減へ

Tokyo, JP, 20 07 2020 09:00 JST

栄養、健康、持続可能な暮らしの分野で事業を展開するグローバル・サイエンス企業であるRoyal DSMは、欧州で製造しているAkulon® PA6(高性能ポリアミド)製品群のカーボンフットプリント(二酸化炭素排出量)を2021年初めまでに大幅に削減することで、DSMエンジニアリングマテリアルズが市場で最もカーボンフットプリントが低いPA6(ポリアミド)を提供可能になると、発表しました。これに伴い、DSMのお客様は、製品のカーボンフットプリントを削減でき、世界規模で温室効果ガス削減に貢献いただけるようになります。

高性能ポリアミドのAkulon®PA6は、高耐熱性、熱可塑性のプラスチック材料で、自動車、電気設備、電子機器、包装用途といった、幅広いアプリケーションに利用されています。

DSMのPurpose led, Performance driven(地球と人類のサステナビリティと企業の成長を同時に実現する)戦略において、DSMエンジニアリングマテリアルズは、Akulon® PA6製品群のカーボンフットプリント半減により、サステナビリティ実現を大きくけん引するマイルストーンを達成することになります。カーボンフットプリント半減は、Akulon® PA6製品群の主要な原料サプライヤーであり、また、生産工程における温室効果ガスの大幅削減を目指す排出削減プログラムをオランダで開始したFibrant/Highsunと、バリューチェーンの連携を深めることにより、本製品群のカーボンフットプリントの削減が実現することになりました。

Akulon®ブランド製品のカーボンフットプリントの削減は、バリューチェーンにおける温室効果ガス排出を2030年までに、製品1トンの製造につき28%削減する、と定めているDSM「CO2REDUCEプログラム」スコープ3の実現に大きく貢献します。

DSMエンジニアリングマテリアルズ ビジネスライン バイスプレジデントであるJoost d'Hoogheは次のようにコメントしています。「この度、DSMが大きな一歩を踏み出し、世界的に業界をリードすることを大変誇りに思っています。これまでの製品群に代わり、さらにカーボンフットプリントの少ない新生PA6をご採用いただくことで、お客様が製造する製品の温室効果ガス排出削減が可能になります。」

DSMエンジニアリングマテリアルズのプレジデント、Shruti Singhalは次のように述べています。「当社には、サステナビリティへのコミットメントを具現化してきた長い歴史があります。次のステップとして、バイオベースの原料を利用するマスバランスアプローチを適用することで、当社はカーボンフットプリントをさらに削減します。お客様、サプライヤー、パートナーの皆さまとともに、サステナビリティの面で業界をリードし、すべての人々にとって、より豊かな暮らしを創造していきます。」

※CORE2REDUCEプログラム:バリューチェーンにおける排出量削減の実現にあたり、サプライヤーにも気候変動問題への影響を軽減するように奨励するDSMの取り組み。

詳細について

原田 愛 (Ai Harada)

DSM Japan
広報担当
03-5404-8336