プレスリリース

DSMのポリマーUV-B紫外線吸収剤パルソール® SLXが医薬部外品の使用前例を取得

2020年10月30日

栄養、健康、持続可能な暮らしの分野で事業を展開するグローバル・サイエンス企業であるRoyal DSMは、皮膚外用用途の紫外線吸収剤パルソール® SLXの医薬部外品への使用前例を新たに取得しました。これにより医薬部外品への配合用途が広がります。パルソール® SLXは使用感と保護効果の高いサンケア製品の開発を促進します。紫外線から肌を保護するスキンケアを消費者に促すことで、人々の健康に貢献できると考えています。

パルソール® SLX(INCI:ポリシリコーン-15)は、シリコーンベースのUV-B吸収剤で、世界初のポリマーUVフィルターとして開発、上市されました。そのユニークなポリマー構造により、皮膚表面上に皮膚への親和性の高い均一な膜を形成し、紫外線からの保護効果と官能特性の両方に優れた機能を発揮します。特に他の紫外線吸収剤との組み合わせでは、相乗効果により、より高いSPF値の達成が期待できます。肌に快適で、白浮きせず、展延性に優れるパルソール® SLXは、日焼け止め製品をはじめとして、デイケア製品、リップ、カラーコスメに至るまで幅広い用途に適しています。

多くの消費者は、紫外線が及ぼす影響や危険性を十分に理解しているとは言えません。一方で、日焼け止め製品の使用時の不快感が、適切な使用の妨げになっていることが、さまざまな研究によって明らかになっています。DSMは、このような課題に向けた解決策に積極的に取り組んでいます。例えば、消費者に対して皮膚がんのリスクとサンケアの重要性を啓蒙するために、「Safer under the sun(太陽の下でもより安全に過ごしましょう)」キャンペーンを展開しています。また、イノベーションにより、最新のサンスクリーン技術を開発し、日焼け止め製品の保護効果と使い心地の双方を高めています。

「DSMでは、40年にわたるUVフィルターの製造や処方技術の実績を活かして、お客様や消費者に高品質かつ、イノベーティブで、市場をリードするサンケアソリューションを実現してきました。今回、パルソール® SLXがこの度、日本において医薬部外品へと、新たにその使用の幅が広がったことを嬉しく思います。」とDSMでAPAC地域のパーソナルケア&アロマ担当ディレクターを務める斉藤雄介氏は述べています。「日焼け止め製品の使用感が原因で、多くの消費者が日焼け止め製品を定期的かつ、適量で使用していません。保護効果はもとより、日焼け止め製品の使用感も考慮したUVフィルターを化粧品メーカーのお客様に提供することを通じて、消費者がサンケアを日課の一部として取り入れ、太陽の下で健康かつ安全に過ごすために、お役にたてることを願っています。」

 

DSM – Bright Science. Brighter Living.™
Royal DSMは、栄養、健康、サステナブルな暮らしの分野において意欲的に事業を展開する目的主導型のグローバル企業です。DSMは、すべての人々の生活を豊かにすることを目指しています。ステークホルダーの皆様、すなわちお客様、社員、株主の皆様、そして社会全体に対して経済的、環境的、社会的価値を創出しつつ、自社の製品とソリューションを駆使し、世界で最も重大な課題の解決に取り組んでいます。DSMは、食品や栄養補助食品、飼料、パーソナルケアおよびアロマ、医療機器、環境に配慮した製品および用途、新たなモビリティとコネクティビティの分野においてイノベーティブなソリューションを提供します。DSMおよび関連会社の年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、社員数は約2万3,000名です。1902年に設立されたDSMは、Euronext Amsterdamに上場しています。詳細はwww.dsmjapan.comをご覧ください。

 

将来予測に関する記述
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本リリースに関するお問い合わせ先

DSM株式会社 
広報担当:原田
tel:03-5404-8336
email:ai.harada@dsm.com